異郷帰還者

夢の中で男と問答した

男は灰色のガサガサした衣を着て、足は裸足であった
髪は剃りあげられ、ことさらに清貧を強調している様子が燗にさわる

狂信者特有の迷いの無いキラキラした真っ直ぐな瞳と、確信に満ちた上から目線の物言いが、更にワタシをイライラさせる

どうやらワタシは随分と長い間、故郷の星から離れた星に居たらしく、ついさっき戻って来たようだ

ワタシが別の星に居る気の遠くなるような期間に故郷の星では何らかの社会的変化が生じたらしく、かつては活気溢れる華やかな星系であった場所が、すっかり辛気臭い坊主の溜まり場になり果てていた

そこへ、何世代も以前に旅立った男が帰還し、「責任者出てこい! 」ということで、この目ぇキラキラした坊主の頭が現れたって訳だ。

彼はゴロゴロと手押し車式の冷凍ワゴンみたいなのを押しながら現れた
「あんたは貧乏なアイスクリーム売りか?やっとコールドスリープから解凍されたばかりのオレの腹をもういっぺん冷たくさせようってのかい?」

冷凍庫を覗き込むと、厚さ5センチ程の分厚い本が何冊も霜に巻かれてる

一番上から手に取る

「重要異郷帰還者」と書いてある
どうやら、パンフレットのようだ
他に「異郷帰還者解凍技術者」「解凍技術者見習いA」「解凍技術者見習いB」・・・・

「なんだ!?この見習いBってのは?どんな仕事するんだ?」
・・・・
「主に、異郷帰還者解凍技術者が作業中に汗を垂らさぬように額の汗を拭うのが仕事です」
・・・・
「なんだそりゃ?随分と潰しが利きそうにない仕事だな!( ☆∀☆)」

「いえいえ!重要な仕事です、遺伝子解凍中に別人の汗が垂れて混入でもしたら、貴方は貴方でなくなるという事になります・・・・」

「そりゃあ困るな!(*≧∀≦*)裸足でハゲの遺伝子が混入したら、いい気分はしないだろうし!見習いBには頑張って欲しいな!!」


その後も、長々と問答は続くのであるが・・・・書いている時間が無い・・・・( TДT)

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by t102910291029 | 2016-05-13 06:14 | Comments(0)
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