手のひら返し 麻由美 篇 1

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ワタシが手のひら返しした女性は博多美人だけではない
麻由美もそうだ

ワタシが呼び捨てにするのは娘と姉を除いて麻由美だけだが、家族でもない妻でもない彼女をナゼ?理由はよくわからない
最初の仲が悪すぎたのを引きずっているのかもしれない

彼女とは
とにかく最初の出逢いが悪すぎた
それからずっと互いを蛇蝎のように嫌い合っていた

そして
ある日ふと
「物凄く嫌いあっていて性格が激悪で大嫌いな最低な女性と腹の底を割ってとことんさらけ出して真っ向から話をしてみたらどうなるか?・・・・もしかしたらわかりあえるかもしれない?・・・・イヤイヤ無理だろうそれ・・・・でも試してみよう!」
という気になったのだ・・・・
はっきり言って最悪な思いつきというか実験だったのだ
酒を飲んで思いついたのだけれど、酔いが醒める前に逢う約束をしてしまったので、後には退くに退けなくなってしまったのだ・・・・

ワタシが彼女を嫌っていたのには十分に説得力のある理由があり、それに関しては彼女が一方的に悪かったのは間違いない
だが、具体的な内容は書かないでおこう・・・・過ぎた事だ

ワタシがしたのは彼女を責める事ではなく、彼女を知ろうとしたのだ・・・・ナゼ?そんなことをしてしまう、そんな事を口にしてしまう、そんな態度をとる、そんな風にトゲトゲしく人を傷つけたがるのか?(T_T)どうして猜疑心が酷いのか?
その理由を少しずつ聴いていっただけだ・・・・

最初のうち、ワタシは当然、腹を立てたし、不愉快になった
そのまま彼女を嫌ったままでもいられたろうし、すぐに忘れる事も出来たんだろうが・・・・

なんだか違うように感じたのだろうね・・・・


まあ・・・・いくらワタシが逢いたいと言っても、彼女が冗談じゃないとなればそれまでの事だった筈なのに、麻由美は警戒し、いぶかしがりながらもやって来た
「あの日はなんだかよくわからないけどテルちゃんに逢いたいと思ったの」
と言う

結果として何時間も酒を呑みながら話をした
麻由美はいろんな告白をして最期に泣いた
ワタシも聴きながら泣いた
あんな性格になるにはとんでもない理由があったし、麻由美は自分があんなひねくれて悪意に満ちた猜疑心の塊のような性格である事を厭わしくて追い詰められて狂いそうになっていたのだ・・・・

そして麻由美はワタシに柔らかく暖かく濡れた面を向けたのだ
それまでは尖って硬くて冷たい面を向けていたのにね

二人が裸で抱き合うのは確認みたいなものだった
その前に既に心は剥き出しの粘膜をヒリヒリとさらし合ってヌメヌメの体液を交わらせて抱き合っていたのだから・・・・
ワタシが彼女の内面・・・・ヒトデの裏側みたいなザワザワした軟らかい器官に躊躇わずに飛び込んでみせる事で彼女は自分の嫌な部分を完全に受け入れたのだと想う・・・・
致命的な罠かもしれない彼女の軟らかい器官にワタシが躊躇わずに埋もれる事でね・・・・
ただの確認だったはずが・・・・
ヌキサシナラナイ程に互いの肉体に溺れてしまうのは仕方無いのだ・・・・


そんな風に
ワタシは麻由美に対して手のひら返しをしたのだった。
その夜から麻由美はワタシに対しては劇的に性格の良いすなおで明るく優しく情熱的に貪る女になった
オーラの色もあっという間に変わった❗
まるで別人だが、それもまた彼女自身であった事は確かだ
黒いコートの裏地が明るい銀色に耀いていたりするように

他の人に対しても、彼女がそれほどまでに変われたかは、わからない
彼女とは仕事関係ではないから、第三者を交えて話をしたりはしないからね・・・・








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by t102910291029 | 2018-03-16 10:07 | Comments(0)
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